犯罪・刑事事件の解決事例
#少年事件 . #不同意性交(強姦)・わいせつ . #加害者

【少年事件】【強制わいせつ事件】【加害者】中学生の息子が強制わいせつをしてしまった事件

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大塚 雄起 弁護士が解決
所属事務所法律事務所エイチーム
所在地東京都 港区

この事例の依頼主

40代 男性

相談前の状況

事件を犯した加害者(少年)の両親からのご相談でした。中学生の息子が強制わいせつ事件を起こしてしまい逮捕されてしまいました。依頼者としては、被害者との関係を穏便にすませたいという思いと、自分の息子が今後社会に出て行く上で、今回の過ちが人生の汚点にはなってもらいたくないという強い思いがありました。加えて、息子の今後の人生を考えて、少しでも息子に対する処分を軽くできないかと考え、法律事務所エイチームに相談に行きました。

解決への流れ

受任後、弁護士は不安を抱えた依頼者の不安を払拭するため、手続や交渉の流れ等、今後どのような状況が起こるかを客観的に伝え、依頼者の不安を取り除き、正常な判断ができるように情報共有とメンタルケアに努めました。弁護士の熱心な対応のおかげもあって、依頼者と加害者の息子が今回起こした事件の重大さに気づくことができ、今後について建設的な議論に進むことができました。今後、息子が更生する上で、月に2回の面談を3ヶ月間繰り返し行いながら、少年に事件についての理解を深めさせた真摯に向き合わせました。それと同時に、少年の両親にも同じことをお伝えして裁判所が少年院送致という判断をしないように、監督者である親にも子供が犯した事件をしっかりと理解してもらい、どういう風に監督していけば良いのかを徹底的に指導しました。弁護士のひたむきな活動が実を結び、少年審判の際には不処分という結果になりました。並行して、依頼者との示談交渉もして、事件について理解を深めた少年年と親に誠心誠意をこめた手紙を一筆させ、被害者に渡し、弁護士が粘り強く説得した結果無事示談になりました。

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大塚 雄起 弁護士からのコメント

大人の犯罪とは違い少年の可塑性も非常に重視される少年事件に関しては、事件が起きてから審判までの間に、加害者そして加害者家族が、弁護士の力を借りながらも自力で更生していくことができるかどうかが問われるため、もし仮に裁判所が「このまま家庭での生活を続けても更生しない」と判断された場合は保護観察処分でなく、少年院送致という判断になる可能性が非常に高まってしまいます。そのため、改めて論点を整理すると2つの要素がとても大切です。1つ目は「加害者である少年が更生できるのかどうか。」2つ目は「今後、再犯しないために少年の育成環境が充実しているかどうか。」この2点が重視されるため、加害者である少年の更生も大切ではありますが、加害者の両親が創る環境下で、「少年がどれだけ変わっていけるか?」という観点から、加害者の息子が更生に向けて適切に監督できる状況が整っているのかも問われるため、少年以上に両親の理解も大切な要素となります。法律事務所エイチームはとことん加害者と向き合います。家庭環境から少年の性格を考慮して、最善の解決策を二人三脚で更生を目指すのであれば、我々弁護士へのご相談をお勧めいたします。