この事例の依頼主
20代 男性
相談前の状況
被疑者は,パチンコ屋で知り合った者から小遣い程度の金額を渡されて,何も知らずに指示された場所にお金を受け取りに行っただけなのに,何千万円もの詐欺罪の共同正犯にされてしまうところでした。
解決への流れ
被疑者は詳しい事情を何も聞かされていなかったにもかかわらず,捜査機関は,主犯格であるかのごとく決めつけて,連日のように過酷な取調べを行い,自白するよう誘導しました。弁護士が毎日のように接見に行き,「何も知らないのであれば,知らないと言い続けるしかない。」「自分が言っていないことが書かれた調書には,絶対に署名してはいけない。」と勇気づけ続けた結果,勾留期間満了で無事釈放されました。
捜査機関の取調べは極めて過酷で厳しいので,弁護士がこまめに接見に行かないと,犯してもいない犯罪を認めさせられてしまいます。ご依頼者からは,「先生に勇気づけていただいたおかげで,堂々とNOと言うことができました。」と感謝の声をいただきました。