この事例の依頼主
40代 男性
相談前の状況
勤務先で売り物に手を付けてしまったことが,防犯カメラ映像から発覚してしまい,在宅のまま起訴となりました。被疑者段階では弁護人を付けていなかったものの,裁判に不安を感じて弁護人を付けることとし,ご依頼いただきました。
解決への流れ
裁判では,被告人質問で本人が反省していることを自らの言葉で語ってもらうだけでなく,反省文を作成してもらい証拠として提出して,本人の反省が裁判官により伝わるようにしました。また,裁判までに新しい勤務先を探してもらい,更生意欲があることを示せるようにしました。
裁判では検察官から厳しい質問もありましたが,事前の打ち合わせどおりに真摯に回答してもらうことで何とか乗り切ることが出来ました。結果としては事前の予想通り執行猶予となりましたが,結果だけではなく,結果に至るまでに自らの犯罪行為に対してしっかりと向き合ってもらうことが,再犯を繰り返さないためには重要だと考えています。ご依頼者様は,再犯をしないようにするためにはどうしたら良いかにしっかりと向き合ってくださいました。