犯罪・刑事事件の解決事例
#欠陥住宅

購入した建物の雨漏りについて、修補対応と慰謝料支払いで解決した事案

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廣井 貴夫 弁護士が解決
所属事務所廣井法律事務所
所在地東京都 武蔵野市

この事例の依頼主

女性

相談前の状況

ご相談者様は購入した建物で雨漏りが発生していましたが、売主や仲介業者は「雨染みだけでは瑕疵を認められない」との姿勢を崩さず、修繕に応じていませんでした。その後、夏の大雨の際にご相談者様が雨漏りの様子を動画で記録したことで、ようやく売主側も雨漏り自体は認めました。しかし、修繕方法などの調整を理由に、売主側は修補に着手しない状況が続いていました。

解決への流れ

弁護士が代理人として介入し、売主側と粘り強く交渉を行いました。その結果、ご相談者様が希望する箇所について修補を実施することで合意を得ることができました。さらに、売主側は当初「修補以外の責任は負わない」との立場をとっていましたが、交渉の結果、少額ながら慰謝料の支払いも認めさせることに成功しました。

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廣井 貴夫 弁護士からのコメント

不動産売買後に発覚する雨漏りなどの瑕疵は、売主や仲介業者が責任を認めずに対応が進まないことが少なくありません。本件でも、当初は「雨染みでは瑕疵にならない」とされ、動画を証拠として提示し雨漏りを認めさせた後も、売主側は修補を先延ばしにしていました。弁護士が介入することで、売主に修補対応を約束させるだけでなく、慰謝料の支払いも実現できました。不動産に関するトラブルは、専門的な知識と交渉力が必要な分野です。売買後に瑕疵が発覚した場合は、早めに弁護士にご相談いただくことで、適切な修補や損害の回復につながる可能性があります。