この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
①深夜,酒に酔って他人の自動車を壊してしまった件で警察署から出頭を求められた(器物損壊)②娯楽施設で店舗の備品を盗んだ件で警察署から出頭を求められた(窃盗)③窃盗の前科があるが,再びコンビニで万引きを繰り返してしまった件で警察署から出頭を求められた(窃盗)④女性を盗撮した件で警察署から出頭を求められた(迷惑防止条例違反)
解決への流れ
いずれの事例でも,依頼者は警察署に出頭する前の段階で弁護士に相談し,依頼しました。弁護士は直ぐに被害者との示談交渉に着手しました。①,②の事例では,被害者との示談が比較的早期に成立しました。その後,依頼者は逮捕されずに不起訴となりました。③,④の事例では,被害者に示談には応じていただけませんでした。もっとも,依頼者は弁護士を通じて被害者に真摯に謝罪と反省の言葉を伝えました。また,万引きや盗撮といった自分の行動の問題点を改善するために,専門医療機関に通い,カウンセリングなどを継続的に受けるようにして,その状況を弁護士から捜査機関に報告しました。その後,依頼者は逮捕されずに略式命令(罰金)を受けました。
逮捕後は早急に弁護士に連絡をいただくことが必要ですが,逮捕されていない在宅の段階で警察から任意の出頭を求められた際なども,即座に弁護士に相談していただくことで早期の解決が図られることがあります。例えば,早期に被害者との示談が成立した場合,逮捕されずに不起訴になるケースもあり得るのです。警察からの出頭命令を受けた場合には,早急に弁護士にご相談ください。迅速な対応によって,逮捕を回避できる状況に結びつくこともありますから,可能な限り早い段階で当職にお任せいただければ幸いです。