この事例の依頼主
40代 女性
相談前の状況
「将来が不安で貯蓄を増やしたい」——そんな思いからFXに手を出したご相談者様。しかし、思うように利益が出ず、気づけば2年で800万円の借金を抱えてしまいました。毎月の支払いが追いつかず、「自己破産はできるのか…」と不安を抱えながら、ご相談にいらっしゃいました。
解決への流れ
ご相談者様は一定の収入がありましたが、借金額が大きすぎるため、返済を続けるのは現実的に困難でした。そこで、自己破産の手続きを進めることになりました。〓 ただし、FXによる借金は**「免責不許可事由」**に該当し、裁判所の判断が厳しくなるケースもあります。そこで、✅ FX口座の解約を行い、今後同じことを繰り返さない意思を示す✅ 毎月の家計を見直し、堅実な生活を送ることを裁判所に説明✅ 生活再建に向けた具体的な取り組みを伝え、免責が相当であることを主張その結果、裁判所は「免責不許可事由があるものの、総合的に判断して免責を認める」と判断し800万円の借金が全額免除されました。依頼者様も生活を立て直すことが無事にできました。
FXによる借金は、破産法上「免責不許可事由」に該当し、裁判所の判断が厳しくなりやすいケースです。しかし、本件のように✅ 今後二度と投資で借金をしない決意を示す✅ 生活の立て直しに向けた具体的な行動を取るこうした対応を丁寧に進めることで、免責を受けられる可能性は十分にあります。「FXや投資で作った借金は、自己破産できないのでは…?」そんな不安をお持ちの方も、まずは一度ご相談ください。借金の原因に関わらず、最適な解決策を一緒に考えます。