この事例の依頼主
40代 男性
相談前の状況
夫が痴漢の容疑で逮捕されたとのことで奥様がご相談に来られました。今後の対応がわからずお困りの様子でした。
解決への流れ
ご相談後、契約を結びすぐにご主人と接見をしました。やってしまった事実については認めていたため、まずは身柄拘束を解きその後被害者の方と示談を進める方針となりました。翌日までには意見書などを検察庁に提出し、身柄拘束を解くことに成功しました。その後、被害者の方とお会いし示談の話を進めました。最初はとても被害感情が強く、示談をすることに否定的でしたが、ご本人の反省の気持ちを伝え、今後二度と接触することを約束すること、ご本人の奥様からも被害者に謝罪の気持ちを伝えるとともに今後監督をしていくことを約束したことで最終的に示談を受けていただくことが出来ました。その結果不起訴処分を獲得することができ、最善の結果で終えることが出来ました。
逮捕されると72時間以内に勾留請求をするかどうかの判断がなされ、勾留が認められれば最大で20日間身柄が拘束されてしまいます。今回の件では逮捕の当日に奥様がご相談に来られたために速やかに勾留阻止のための活動をすることができました。また示談交渉では奥様にも被害者に充てたお手紙を書いていただくなどこちらの誠意を精一杯示すことにより最終的に示談を締結することが出来ました。刑事事件は時間との勝負ですので、身内が逮捕されたなどの事情がありましたらすぐさまご連絡ください。