この事例の依頼主
男性
相談前の状況
私たちアトム法律事務所弁護士法人の解決事案です。ドラッグストアにおいて、歯ブラシ等を万引きした上保安員を殴るなどの暴行を加えたため、強盗容疑で逮捕された事件です。後日、窃盗および暴行に罪名が変更されました。
解決への流れ
ご依頼主様は3年前に公務執行妨害の前科がついており、今回の事例においては検察に勾留され、なかなか釈放されませんでした。今回の元々の罪名は事後強盗でしたが、検察との交渉で「窃盗・暴行」に変更。示談は不成立だったものの、反省の情を裁判の場で十分伝えるなど情状弁護を尽くし、最終的には執行猶予の付いた判決となりました。再犯防止のためのカウンセリングなども行い、ご依頼主様はお母様とともに今後は全うな人生を送る意思を示されています。
窃盗を行い、逃げる拍子に店員に暴行を加えてしまった、といった犯罪を犯したケースでは、事後強盗になってしまうかどうかで、罪の重さに大きな違いがあります。今回の事例は、元々の罪名は窃盗後取り押さえに来た保安員を殴るなどの暴行を加えた「事後強盗」であった上、ご依頼者様は3年前に前科があるというケースでした。ドラッグストア側の意向により示談は不成立となったものの、検察との交渉を重ねることで罪名は事後強盗からより軽い「窃盗・暴行」に変更することができ、最終的には執行猶予付きの判決となりました。