この事例の依頼主
40代 男性
相談前の状況
電車内で痴漢容疑で逮捕されたサラリーマンから、弁護を依頼された。
解決への流れ
話を聞いてみると、どうもおかしい。サラリーマンの身長は175cm、被害者女性は身長150cm。2人の身長差が大きいため、被害者が主張するような位置関係で、男性が女性の臀部を触るには、かなり不自然な姿勢を取らないと無理であることがわかった。取調官にこのことを丁寧に、何度も説明し、裁判官にも不自然さを強くアピールした。その甲斐あってか、勾留8日目に無事釈放された。
職場の上司が理解のある方で、男性がそのようなことをする人間でないことを信じてくれた。その甲斐もあり、男性は解雇を免れた。勾留が20日間丸々続いたら、会社を辞めることになったかもしれない。1人の人間の一生がこんなことで潰されてたまるかという思いで弁護をした。