犯罪・刑事事件の解決事例
#不同意性交(強姦)・わいせつ . #被害者

会社の社長から、いきなりキスをされたので慰謝料請求をしたいという相談(早期解決)

Lawyer Image
鐘ケ江 啓司 弁護士が解決
所属事務所薬院法律事務所
所在地福岡県 福岡市中央区

この事例の依頼主

年齢・性別 非公開

相談前の状況

私は短大卒業後、親類の紹介で地元の建設会社に事務員として入社しました。みなさん優しい方だと思っていたのですが、入社三ヶ月後、社長に誘われてバーに連れていかれました。頑張っていると褒めてもらって良かったと思っていたのですが、店を出たところでいきなりキスをしてきて、舌まで口の中にいれてきました。社長は50代の人で、私をそんな目で見ているだなんてまったく思っていませんでしたし、今でも混乱しています。警察に届けた方が良いのではないかと思うのですが、親類に申し訳が立たない気持ちもあり、混乱しています。どうすれば良いのでしょうか。

解決への流れ

以前、私が被害者側で取り扱った事例をモデルにしています。私は、考えられる証拠がどういったものかを想定して、その確保をしました。具体的には防犯カメラの証拠保全をしています。強制わいせつ(当時)事件として告訴することも考えられる事案でしたが、依頼者の意向があり、慰謝料を請求しました。その結果、請求額より減額したものの、相場を踏まえた慰謝料が得られました。

Lawyer Image
鐘ケ江 啓司 弁護士からのコメント

不同意わいせつ事案の被害者代理人には難しさがあります。刑事事件にすれば証拠の確保もなされ、被害弁償もなされる可能性は高いといえます。しかし、被害者としては、刑事事件にはしたくないという思いがあることがありますし、刑事事件にしたことで却って加害者が否認してくる可能性もあります。今回の事件では、加害者の立場を考えてまずは本人限定受取郵便で慰謝料請求をしました。加害者も刑事事件や民事訴訟になったときのリスクを考えたのか、支払に応じてきて1月以内に解決しました。