犯罪・刑事事件の解決事例
#暴行・傷害 . #加害者

被害者が未成年者の事件,傷害罪。

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清水 廣人 弁護士が解決
所属事務所中村・清水法律事務所
所在地東京都 千代田区

この事例の依頼主

20代 男性

相談前の状況

私は,未成年者の女性と同棲していましたが,殴ってけがをさせてしまいました。傷害罪の容疑で逮捕され,その後,勾留されています。採取的に有罪になるのは仕方ありませんが,身柄を開放して欲しいです。また,和解してくれる弁護士さんを探しています。

解決への流れ

依頼してから一週間ほどで和解をしてもらえたので,それから2日で釈放になりました。同種の犯罪の前科が複数あったので,勾留を解かれたとしても,在宅で起訴されて,有罪にはなると思っていましたが,不起訴になったので,本当に感謝しています。

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清水 廣人 弁護士からのコメント

未成年者が被害者の傷害事件でした。未成年者との和解は,未成年者が和解契約を結んでも,取り消しされる可能性があることから,親権者との交渉,及び,実質的に親権者との和解契約をするということになります。当然のことながら,親として娘が傷害事件の被害者になることが許せるということはありません。被害者である未成年者の女性が許しても,親権者は許せないということがあり得ます。当然に和解金額も高額になりますし,SNSでの対応や,今後の接触禁止条項も含めて,細かい対応が必要です。和解を急げば,誠意が無いと受け取られかねませんが,一方で,一刻も早く身柄拘束を開放しなくてはなりません。難しい判断もいくつかありましたが,最終的に,被害者女性と親権者さんに,謝罪を受け入れてもらうことができ,和解となりました。刑事処分については,不起訴になりました。謝罪の気持ちが検察官にも伝わったのだと思っています。身柄拘束からの開放だけでなく,刑事処分(起訴,不起訴の判断)についても,通常より有利な結果が得られたと思います。