この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
架空の自動車交通事故を発生させ、共犯者らと多数の保険金詐欺を働いていたという事案。保険金詐欺の計画、共犯者の勧誘など、犯行の最も中心的な人物とされている方の弁護を担当することとなりました。依頼者は、共犯者間で最も多い5件の自動車保険金詐欺事件が起訴されてしまいました。なお、No2の方は、依頼者よりも少ない件数の事件しか起訴されませんでした。
解決への流れ
残念ながら、第1審は実刑判決となりました。しかし、控訴し、さらに弁護活動を尽くした結果、執行猶予判決を獲得できました。なお、No.2の方は、実刑判決となってしまいました。
この事件に関しては、依頼者は執行猶予前科などもある方でしたので、極めて厳しい状況にありましたが、執行猶予判決を獲得するために出来ることを全て実施した結果、裁量の結果を得ることが出来た事案でした。このように、前科の無い共犯者などが実刑判決を受ける中、それよりも不利な状況であるにもかかわらず、執行猶予を獲得出来たというのは非常に満足できる結果だったと思います。