この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
万引き前科多数の依頼者がその執行猶予中に再び万引きをし、逮捕されたという事案。依頼者のご家族は、クレプトマニアのことに詳しい弁護士を探し、弁護士坂口靖に依頼するに至った。執行猶予中の事件であったことから当然に実刑が見込まれていた。
解決への流れ
以前から何度か協力をいただいていた赤城高原クリニックに紹介をし、保釈を獲得した後、同クリニックに入院して治療を受けてもらい、意識を抜本的に変えてもらいました。そして、公判は約半年以上続きましたが、その期間、依頼者の考え方などがどのように変わったのか、という点を裁判所に順次示すことによって、再度の執行猶予判決を獲得しました。
依頼者のコントロールが非常に難しい事案でしたが、最終的には、万引き依存を克服する強い意思を持つに至っていただけて良かったと思います。依存症治療には、大変な苦労がありますが、依頼者ががんばってくれたのが大きかったです。