犯罪・刑事事件の解決事例
#痴漢

自首により後日逮捕を回避した事例

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神藤 貴弘 弁護士が解決
所属事務所春田法律事務所
所在地東京都 港区

この事例の依頼主

50代 男性

相談前の状況

満員の通勤電車で、前に立っていた女子高校生のお尻をスカートの上から触る痴漢行為をしました。降車したところ、その女子高生が携帯電話で話しているのを見たため、警察に通報しているのではないかと心配になり、その場を急いで立ち去りました。翌日、後日逮捕されることを懸念して、当事務所に相談しました。

解決への流れ

本当に被害者が警察に通報していたのかどうかは不明でしたが、もし通報されたのであれば防犯カメラや改札の履歴から犯人特定に至るのは容易と考えられました。そのため、後日逮捕を回避するために弁護士と自首をすることとしました。自首をしたところ案の定、被害届が出ていました。家族には知られたくないということでしたので、弁護士が身柄引受人となって即日解放されました。その後、被害者とは示談金30万円にて示談が成立し、不起訴処分となり本件は終結しました。

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神藤 貴弘 弁護士からのコメント

犯罪をしましたと申告をしてもそれを裏付ける証拠がなければ、刑事罰を科すことはできませんし、そもそも警察は捜査を開始しないことが多いです。痴漢事件の場合、いかに痴漢をしましたと加害者が供述しても、被害者の供述がなければ起訴することはできません。したがって、後日逮捕が心配な場合には自首をすることが最適な選択となります。また、自首をした場合、逮捕しない代わりに身柄引受人を用意するように警察から指示されます。通常は家族が身柄引受人となって警察署に迎えに行くことになりますが、家族に知られたくないという場合には、ほとんどのケースで弁護士が身柄引受人になることを認めてもらうことができます。