この事例の依頼主
50代 女性
相談前の状況
依頼者は,自動車の後部座席から降車しようとしたところ後続車に追突され,頚椎と腰椎を痛めてしまった。痛みが3カ月以上経過しても治らないのに,加害者側保険会社からは医療費の支払打切りを通告された。しかし,痛みが続いたので健康保険と自費で病院に通った。その後,正当な医療費及び通院中の慰謝料等の請求をすべく受任して訴訟を提起した。
解決への流れ
訴訟では医療記録を取り寄せて被害者の痛みが事故後から間断なく継続している事実及び最終の通院では症状が相当よくなっている事実を立証して治療行為が必要でありかつ相当であることを立証しいた。その結果,被害者側の請求金額の約8割で和解することができた。
交通事故によって被った損害は被害者側が立証しなければならない。それ故医療記録は重要である。また,被害者が訴える症状について,弁護士は虚心坦懐に耳を傾けなければならない。