この事例の依頼主
40代 男性
相談前の状況
依頼者としては何とかやりくりしようとして返済のための借入までしていたのであるが,二進も三進もいかなくなり弁護士に相談した。
解決への流れ
依頼者としては,自分が借受けた借金は何とかして返済する方向で解決することを希望し破産を望まなかった。そこで,借金の中身を整理すると金額を圧縮すれば返済できそうな金額(500万円)だったので,民事再生手続の中の個人再生手続を申立ててることとした。これは,借金の額が上記500万円であればその5分の1である100万円を36回払いで返済すれば残額は免除してもらう,というものである。申立後は裁判所の指示に従って弁済計画を立案して提出し,認可を得た。そして,認可を得た弁済計画どおり返済して解決した。
法的整理としては破産だけではなく上記のような個人再生手続もあるので,自らに相応しいのはどの手続なのかを早めに弁護士に相談して選択すべきである。