この事例の依頼主
男性
相談前の状況
私たちアトム法律事務所弁護士法人の解決事案です。被害者の同意を得て絞め技をかける暴行をふるった事件です。後日、意見の食い違いから刑事告訴され事件化しました。
解決への流れ
今回はご依頼主様である加害者が同僚である被害者の同意を得た上で技をかける暴行をふるい、後日意見の食い違いから刑事事件化したというケースでした。当初は傷害事件として逮捕されましたが、検察官への意見書の提出等といった活動により罪名が暴行に変更され、正式裁判を回避し略式起訴で10万円の罰金刑となりました。事態の解決にあたっては細やかな報告を行い、ご依頼主様である加害者のお母様にも安心していただくことができました。また当人も自分のしたことをとても反省し、酒を断って現在では充実した日々を送られています。
傷害と暴行は同じようなものと思われがちですが、前者が人の体を傷つけたことを指すのに対し、後者は暴力を振るったものの傷つけるには至らないケースを指します。刑罰も傷害が15年以下の懲役または50万円以下の罰金なのに対し、暴行は2年以下の懲役もしくは30万円以下の罰金または拘留もしくは科料と、大きな差があります。また今回のように、酒の席などでのふざけ合いだと思っていたことが、後になって思わぬトラブルに発展することがあります。事態が大きくなる前に、早期に弁護士に相談することが重要です。