犯罪・刑事事件の解決事例
#加害者 . #暴行・傷害 . #少年事件

暴走族同士の争いから相手方暴走族を襲撃し,死者まででたのであるが刑事処分を免れた事例

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尾崎 祐一 弁護士が解決
所属事務所尾崎祐一法律事務所
所在地北海道 札幌市南区

この事例の依頼主

10代 男性

相談前の状況

少年は暴走族の特攻隊長であった。同じ暴走族の仲間と対立する暴走族を襲撃したところ,仲間の1人が相手方暴走族の1人をナイフで刺して殺してしまった。少年は傷害致死で逮捕されて家庭裁判所に送られた。事件当時は別件で保護観察中であった。

解決への流れ

人一人死亡しているので,家庭裁判所から検察官に送致されて成人と同じように刑事裁判を受けてるようにされる可能性が高い事案である。付添人の弁護士としては,少年の家庭環境や暴走族に入ることになった経緯,暴走族内での役割,犯行時の役割に鑑みて,保護処分で十分立ち直ることができる旨過程裁判所の調査官や裁判官に訴え,その旨の意見書を提出した。結果的には少年院送致で終わった。

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尾崎 祐一 弁護士からのコメント

刑事処分だけは避けたいと思い,鑑別所において少年の内省を深めるよう努めた。結果的には少年も暴走族が反社会的で危険な存在であり社会にどれだけ迷惑をかけているのか自覚するまでになり,審判においてその旨自分の言葉で裁判官に対して述べることができたことがよかった事案である。