この事例の依頼主
40代
相談前の状況
ご依頼者は、覚せい剤を自己使用したとして、覚せい剤取締法違反の罪で逮捕、勾留され、検察官により起訴されてしまいました。ご依頼者は本件犯行を認め、真摯に反省されていらっしゃったものの、過去にも覚せい剤を使用し、今回は執行猶予中の犯行であったため、有罪となった場合には実刑判決を免れ難い状況にありました。それでも、二度と覚せい剤は使用しないと誓約し、猛省されていらっしゃるご依頼者が少しでも早く社会復帰できるよう、情状弁護に取り組みました。
解決への流れ
公判では、遠方にお住まいのご依頼者の奥様が情状証人として出廷してくださり、今後はご依頼者を厳しく監督していくと、裁判官に対し誓約くださいました。またご依頼者も、本件犯行に及んでしまった動機や犯行態様について具体的に説明するとともに、二度と覚せい剤を使用しない旨誓約されました。その結果、検察官による懲役2年の求刑に対し、懲役1年2月という、求刑を大きく下回る判決を得ることが出来ました。
実刑判決が下されてはしまいましたが、判決内容についてはご依頼者にもご納得いただき、きちんと服役して社会復帰すると明言してくださいました。ご依頼者や奥様の真摯な態度が裁判所に伝わり、減刑に成功することができたことについては代理人としても嬉しく思います。刑事事件でお悩みの方は、まずはお気軽にご相談ください。