この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
私たちアトム法律事務所弁護士法人の解決事案です。加害者であるご依頼主様が、カラオケ店において泥酔し意識不明となった被害者女性に対し、胸を触るなどのわいせつ行為をした上スマートフォンで撮影し、準強制わいせつとなった事件です。
解決への流れ
今回のケースは、意識のない被害者女性に対しわいせつな行為を行った結果、準強制わいせつの罪に問われたという事案です。ご依頼主様は逮捕され、20日間にわたる勾留が行われましたが、被害者の方に謝罪と賠償を尽くした結果示談が締結され、不起訴処分となるに至りました。
準強制わいせつ罪は、その言葉の響きから「強制わいせつ罪の軽い版」と思われがちです。しかしそうした認識は誤っており、準強制わいせつ罪は、酩酊状態などで抵抗のできない状態にある者に対してのわいせつ行為を対象としており、刑罰の内容は強制わいせつ罪と全く変わりません。今回のご依頼者様は準強制わいせつ罪に問われることとなりましたが、被害者の方に謝罪を尽くした結果、最終的に不起訴処分となりました。また勤めていた会社については解雇を覚悟されておられましたが、会社側と頻繁に連絡を重ねるなどした結果、そのような事態も回避することができました。