この事例の依頼主
40代 男性
相談前の状況
ご依頼者はサラリーマンで、副業でマンションオーナーもやられている方でした。世界的な不況が起こってしまい、賃借人が賃料を一切支払わなくなってしまいました。賃料の支払いを催促しても、そのうち支払うとの一点張りで誠実な対応をしてもらえませんでした。半年以上継続しており、先行きも不透明な状態なので、未払い賃料の回収と建物の明渡しをすべく、ヴェリタス法律事務所の岡田弁護士に相談に行きました。
解決への流れ
弁護士は、受任後、速やかに内容証明郵便を発送し、賃貸借契約を解除すること、早期に明け渡すこと、未払い賃料を支払うことを請求しました。賃借人は何らの応答もなかったことから、弁護士は、内容証明発送後1週間後に建物明渡請求訴訟を提起するとともに並行して賃借人との交渉を継続しました。弁護士が間に入り、賃借人に交渉した結果、第1回口頭弁論期日が開かれる前に賃借人が退去するとともに、未払い賃料を分割で支払うことで解決することができました。
本案件に関しては、個人で悩んでいても、解決できないケースかと思います。すぐに弁護士への相談をお勧めいたします。賃借人が賃料を支払わない場合、賃貸人は見込まれた賃料収入が入らないことから、早期に建物の明渡しを求める必要があります。その際に、依頼者が費用を最小限に抑えるためには、賃借人の任意の明け渡しを実現できるよう交渉する必要があります。迅速な弁護士への相談が、費用を最小限にして、早期の明渡しの実現と、可能な限りの未払賃料を回収のダブルで実現することにつながります。