犯罪・刑事事件の解決事例
#交通犯罪 . #加害者

業務上過失致死で執行猶予判決となった事例

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野﨑 元晴 弁護士が解決
所属事務所福岡弁護士法律事務所
所在地福岡県 福岡市中央区

この事例の依頼主

60代 女性

相談前の状況

相談者女性は、娘様と一緒に相談にいらっしゃいました。平日の午後、自動車で買い物にでかけた帰りに自転車に乗った女性と接触して被害女性が亡くなってしまったという事故でした。相談者は当初逮捕されていましたが、数日後に釈放されて在宅事件として起訴されていました。

解決への流れ

受任後、被害者ご遺族に連絡を取り謝罪をさせてほしいとお願いしましたが、断られました。依頼者の方は、裁判の結果もさることながら事故についての罪悪感から憔悴していらっしゃいました。弁護人としてもできるだけ励ましながら裁判の準備を行っていきました。裁判の日には、ご本人は被告人質問で号泣されました。私は傍聴に来ていたご遺族に挨拶しようとしましたが、閉廷前に帰られたのでできませんでした。2週間ほどのちに判決があり、執行猶予となりました。このときは、ご遺族の方が法廷の前で待っておられ、「今回のことはもうしょうがないが、事故のことを忘れないでほしい」と声をかけてもらいました。弁護人からも挨拶をしてご本人と一緒に再度謝罪の言葉を伝えました。

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野﨑 元晴 弁護士からのコメント

交通死亡事故の場合でも、前科や過失の内容などから執行猶予判決となることもよくあります。死亡事故など被害が大きい場合には、誠実な態度で被害者のご遺族と接していき、謝罪方法などについても弁護士からアドバイスしていくのがいいと思います。精神的な面でも弁護士のアドバイスが有益だと思います。交通事故事案についてお悩みの方はぜひ一度弁護士にご相談ください。