犯罪・刑事事件の解決事例
#痴漢 . #加害者

路線バス内における痴漢事件(少年事件)

Lawyer Image
梶原 良平 弁護士が解決
所属事務所弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所大阪支部
所在地大阪府 大阪市北区

この事例の依頼主

女性

相談前の状況

ご依頼者様の息子様(兵庫県在住、韓国籍、有名私立大学2回生、同種前科前歴なし)が、通学途中の路線バス内において、乗り合わせた女子高生の臀部(お尻)を手で触ったところ、女子高生の通報を受けて警戒にあたっていた警察官に現行犯逮捕されたという相談でした。

解決への流れ

ご両親様からの依頼を受け、当事務所の弁護士が警察署に留置された息子さんと接見した後、同弁護士を弁護人として選任していただきました。逮捕当初は息子様が犯行を否認しておられたことから、早期の身柄解放が困難となることが予想されましたが、弁護人の迅速な弁護活動と検察官や裁判官に対する懸命の説得によって、ご依頼当日に勾留を阻止して釈放を実現させることができました。釈放後は、自宅に帰った息子様との面談を繰り返し、息子様に対して様々なアドバイスを行った事によって、最終的に息子様は痴漢行為を認めるとともに、自身の行動を悔い、被害者様に対する謝罪の言葉を口にするに至りました。弁護士による付添人活動の結果、家庭裁判所の審判では少年の反省と再発防止策が重視されて、在宅での保護観察処分の決定を獲得することができました。結果として、息子様は退学になることなく早期に大学へ復学するとともに、帰化申請に与える影響を最小限に留めることができました。解決後、以下のお言葉をご依頼者様から頂きました。「初めての経験で不安しかありませんでした。先生は忙しいにも関わらず些細なことを丁寧に対応してくださり助かりました。他スタッフの方々にもお礼を申し上げます」

Lawyer Image
梶原 良平 弁護士からのコメント

ご依頼者様は、拘束時間が伸びる事によって息子様が大学を退学又は休学しなければならなくなってしまう事と、息子様の日本国籍への帰化申請の際に痴漢事件が不利益に考慮されることを懸念し、息子様の早期の身柄解放と寛大な処分を望んでおられました。ですから、弁護士による付添人活動の結果、上記のように息子様が退学になることなく早期に大学へ復学するとともに、帰化申請に与える影響を最小限に留めることができたことは大変喜ばしいことでした。