この事例の依頼主
10代 男性
相談前の状況
子どもが、バイクの暴走行為(共同危険行為)で逮捕されたとの連絡が親御様よりありました。少年鑑別所などに入り身柄拘束が長引くと退学のおそれや進学に影響があるため、早期の身柄解放・学校への連絡回避・少年院回避などのご要望でした。共同危険行為の特徴として、事件からある程度時間が経過してから逮捕されることがあること、余罪がつくことも多いこと、少年院送致もありうること、等が挙げられます。
解決への流れ
ご依頼後、早期に身柄開放活動に着手し、勾留されずに釈放となりました。また、ご家族のご協力の下で環境調整活動をしっかりと行いました。そして、家庭裁判所送致後は弁護士が裁判所へ連絡を取り、環境調整の過程や少年の内省等をアピールし、結果として少年鑑別所回避・学校照会回避となりました。さらに、最終的には少年院も回避することができました。
本件の場合、少年の逮捕後、すぐにご家族から連絡をいただけたため、早期に活動を行うとともに成果をおさめることができました。少年事件はスピードが命です。早めの対策が今後の処分等に大きな影響を与えるといっても過言ではありません。