犯罪・刑事事件の解決事例
#少年事件 . #児童買春・児童ポルノ . #加害者

【少年犯罪】児童ポルノ禁止法違反保護事件 保護観察処分で終了

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上村 武史 弁護士が解決
所属事務所藤井寺法律事務所
所在地大阪府 藤井寺市

この事例の依頼主

女性

相談前の状況

依頼者の息子様が、SNSを利用して女性のわいせつ画像を送信させて児童ポルノを製造したという強要・児童ポルノ禁止法違反保護事件です。

解決への流れ

加害少年と少年のご両親から依頼を受け、当事務所の弁護士が弁護人として選任していただきました。ご両親は、少年が大学進学を控えていることから今後の身体拘束を懸念するとともに、少年院等の施設送致回避を強く望んでおられました。本件被疑事実は、児童ポルノの製造の他に強要罪がついており、少年鑑別所(観護措置)への送致や施設送致も視野に入る事件です。しかし、担当弁護士が少年に対し内省を深めさせるべく定期的に作文課題を提供したり、少年のご両親には少年に対する今後の監督の在り方を考えていただく等、少年の環境調整を行いました。同時に、被害回復を図るべく各被害者との示談交渉も並行して行いました。その結果、裁判所には、少年の反省やご両親の少年に対する姿勢を伝えることができ、観護措置を回避することができました。また、主だった被害者とは示談をすることができ、最終的に保護観察処分で終結することができ、大学へも問題なく通学することができるようになりました。

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上村 武史 弁護士からのコメント

事件を起こした少年の中には、本件のように高校や大学進学を控えている方が少なからずおられます。弁護士による少年に対する働きかけをはじめ、家庭環境の調整などを通じて、少しでも少年の社会復帰や更生に資するような活動を行っていこうと考えております。