この事例の依頼主
男性
相談前の状況
私たちアトム法律事務所弁護士法人の解決事案です。会社員であるご依頼主様が、数年前に女子高生の胸を触ってしまい、その際にご依頼主様ご本人が女子高生の両親と示談していた。しかし、最近になって被害者側から被害届が提出され、逮捕されてしまった事例。
解決への流れ
ご依頼主様の逮捕を受け、ご依頼主様の奥様が翌日の朝一番で来所されました。奥様は、当事者同士の話し合いで決着がついたと思っていたところでの突然の逮捕に加え、留置場に勾留されているご依頼主様とも接触ができず、途方に暮れておられました。ご依頼主様との接見からほとんどをお任せいただき、最低でも10日間と言われていた勾留期間を2日間に短縮、また、被害者のご両親とも弁護人を通じて改めてお話させていただき、事件をお許しいただけました。示談が成立したことから、検察官とも交渉し、事件は不起訴で終了しました。
当事者同士で示談すること自体は可能です。示談が成立するならば、示談書を作成する必要がありますが、一般の方は、示談書の書き方に詳しくないことが多いと思います。また、今回のように、当事者同士の示談が不十分な内容で成立している場合には、後から被害届けが提出されることもあり得ます。その際に、自身で作成した示談書の記載に不備があると、証拠にならないなどの法的リスクもあります。刑事事件は精神的な負担も非常に大きく、誰にも相談できず、追い込まれることもあります。弁護士であれば、冷静なアドバイスや励ましなど、力になれることもあるかと思いますので、まずは相談だけでもされてみてはいかがでしょうか。