この事例の依頼主
男性
相談前の状況
依頼者様はトラック運転手をなさっていました。交差点で右折したところ、直進中のバイクの方と衝突事故を起こし、バイクの方はお亡くなりになってしまいました。その後、当事務所に弁護活動のご依頼がありました。依頼者様は、右折をする際にバイクの方は見えなかったと述べ、刑事罰を受けるのは納得できないということでした。
解決への流れ
依頼者様は、警察から、過失運転致死罪で厳しい取調べを受けました。我々は依頼者様をサポートし、逮捕・勾留を回避しました。こちらが右折車だったこともあり、起訴されてしまいました。しかし右折をする際にバイクの方は見えなかったという依頼者様の言葉を信じて、検察と徹底的に争いました。事故から約3年経ち、東京地方裁判所から、無罪判決をいただきました。
本件は、報道記事になっておりますので、こちらもお読みください。https://www.bengo4.com/c_2/n_13540/争点は、現場カメラの内容や被害者の方の走行速度など多岐に及びますが、私は、交通捜査のプロとされる警視庁の交通鑑識の警察官を3名尋問しました。裁判所は、警察官の主張の説得力は高くない、証拠が不十分であるということで、無罪としました。諦めずに戦い抜くことが何よりも重要だったと思います。