この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
依頼者はマンションの管理組合です。過去に行われた工事において,明らかに不適切な工事が行われていたことが,工事より数年経過した後,別会社の定期検診で発覚しました。そのため,工事を行った業者に対し損害賠償請求を行うこととなりました。
解決への流れ
過去に行われた工事が不適切であると証明することが一番のポイントでした。そのため,専門家の力を借りて,過去に行われた工事の内容,それが工事請負契約の内容に反していること,実際に工事によって不具合が生じていることを客観的に証明することに力を注ぎました。その結果,ほぼこちらの主張を認める形で,和解に至ることができました。
問題を判断する裁判官等は建築の専門家ではありません。そのため,建築の専門家と協働し,専門家が問題視する点をかみ砕いて理解し,法的問題点を明らかにして,判断する方にわかるように文章化するということが必要になってきます。この件ではそれが奏功し,良い解決に至ることができました。