犯罪・刑事事件の解決事例
#M&A・事業承継 . #製造・販売

中小企業同士のM&A(事業承継)を円滑に実施

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森下 梓 弁護士が解決
所属事務所弁護士法人内田・鮫島法律事務所
所在地東京都 港区

この事例の依頼主

50代 男性

相談前の状況

関東のとあるBtoCメーカーの代表が、他地方に進出している同業他社の社長勇退に伴い、これを買収して地域拡大を模索しており、買収先企業の評価についてのご相談でした。

解決への流れ

依頼者の希望は、主に隠れた負債等がないかどうか契約関係を確認し、それを引き継ぐことのない買収スキームを構築してほしいというものでした。調査した結果、買収先には特に負債はなく、逆に現在はビジネスに活用していない特許を複数取得していることがわかりました。依頼者には株式取得による吸収合併を提案。結果として、他社にライセンス可能な特許を追加の費用を要することなく入手できました。

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森下 梓 弁護士からのコメント

この事例は、買収に伴って思わぬ土産がついてきた事例ですが、買収先企業のデューデリジェンスを疎かにすると、買収後に思わぬ負債に泣くことが少なくありませんし、極端な場合には、工場用地の賃貸借を解除され、買収と同時に操業が立ち行かなくなることすらあります。小さな企業の買収であっても、税務面の確認だけでなく、必ず法律面の調査を行ってから決断することをお勧めいたします。