犯罪・刑事事件の解決事例
#不同意性交(強姦)・わいせつ . #加害者

未成年者との交際を理由に脅迫され示談金を支払ったが、逆に脅迫で訴えて金銭を取り返した事例

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伏見 宗弘 弁護士が解決
所属事務所津田沼総合法律事務所
所在地千葉県 船橋市

この事例の依頼主

40代 男性

相談前の状況

依頼者は、ネット上のSNSで知り合った未成年の女性と知り合い、若干の期間交際した。女性は当初依頼者に対し自身が成年済みであると偽っており、依頼者は女性が未成年であることを知らなかった。すると後日、女性の代理人を名乗る男からLINEで連絡があり、女性が未成年であることと、女性が賠償金を要求している旨述べ、金銭の支払いを要求してきた。男は「誠意ある対応がなければ通報する」「刑務所に行ってもらう」などと述べて依頼者を脅迫し、依頼者はやむなく多額の金銭を支払ってしまった。しかも、男は、金銭を支払った後も依頼者を脅迫し、金銭を要求してきていた。という事案です。依頼者は、脅迫されて大変怯えてしまい、どうしたら良いか分からないという状態で事務所に来られました。

解決への流れ

当職から、まずは落ち着いて貰うため、適切に対応すれば突然逮捕されるケースは少ない類型であると説明しました。その上で当職が事案を丹念に聴き取ったところ、未成年者であることを知らなかったのであれば必ずしも罪は成立しないし、これはむしろ相手を訴えるべき事案であると判断しました。このことを依頼者に説明すると、依頼者は大変安心され、当職に対し警察への事案の依頼と男に対する告訴の依頼をされました。これまでの電話録音で脅迫と訴えうるだけの証拠は揃っていたため、受任後は、事務所で男に電話をしてもらい、これまでの経緯についてそれとなく確認し、同意させる録音を作成しました。そして、即座に男を脅迫での刑事処罰を求める旨の書面(告訴状)を作成し、依頼者とともに警察へと出向きました。その上で、警察の担当者に対し、告訴状を提出するとともに、・未成年者であることは知らなかったが、結果的には申し訳ないと思っているので、誠意ある対応をしたい・ただし、この男に関しては絶対に許せないので、きちんと処罰してほしいという旨を伝えました。すると、後日男が逮捕され、男の弁護人を通じて示談が成立し、支払った金銭をそのまま回収できることになりました。

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伏見 宗弘 弁護士からのコメント

依頼者に対し何らかの刑事手続を起こされることもなかったため、依頼者としては最高の結果です。依頼者には大変感謝して頂き、弁護士としてもとても嬉しい事案でした。