犯罪・刑事事件の解決事例
#騒音・振動

近隣住人との騒音トラブル

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上條 義昭 弁護士が解決
所属事務所千代田法律・会計事務所
所在地東京都 千代田区

この事例の依頼主

年齢・性別 非公開

相談前の状況

あるマンションの1階下の区分所有権を有する居住者から、直ぐ上の階の区分所有権を有し居住者している者に対し、夜の時間を中心にして、ゴルフボールを使う練習等をして安眠妨害を指摘され非難までされた続けた。上階居住者は、全く身に覚えないことなので、いろいろ手段を尽くして濡れ衣を晴らそうとしたが駄目で、相談を受けた。

解決への流れ

調べた結果、下階居住者の言っているゴルフボール等の騒音被害は被害妄想的なことと認められたことから、上階居住者の立場で濡れ衣を晴らすために、上階居住者の部屋は騒音発生源ではないことの確認を求める内容の裁判を起こした。裁判で時間は掛かったが、現場検証までして、裁判所の判決で、濡れ衣を晴らしすことが出来た。

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上條 義昭 弁護士からのコメント

都会では、マンションが林立して沢山の人がそこで生活しているところ、上階の出す騒音、振動は下階に響くことから、1戸建てで生活することと違い、上階の生活者は、掃除機をかけるときに出る音でも、下階に迷惑をかけないように生活する必要性はある。しかし、音の発生源ではないにクレームをつけられることも少なからずある。鉄骨建物の場合、離れたところから出ている音の音源が近所の居住者のように誤解される難しさもあるので、その点、音の専門家等の協力が必要になる。濡れ衣を晴らすために、裁判まで起こさなければならないことは時間、費用を考えると大変なことで、その事態までならないで解決できることが望ましいが、下階の居住者次第の面がある。