犯罪・刑事事件の解決事例
#痴漢 . #加害者

迷惑防止条例違反(いわゆる痴漢)で逮捕されるも,被疑事実を否認したまま勾留請求を却下させた上,示談を成立させ不起訴処分を獲得

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郡司 理 弁護士が解決
所属事務所弁護士法人日栄法律事務所池袋支店
所在地東京都 豊島区

この事例の依頼主

50代 男性

相談前の状況

依頼人は痴漢をしたと疑われ逮捕され身柄拘束されていましたが,全く身に覚えがないとのことでした。もし,勾留され身柄拘束長引いてしまう場合は,お勤め先など社会生活に重大な影響を与えるとのことでしたので,詳しく事情をお伺いし,まずは身柄解放に向けた弁護活動を行うというところからスタートしました。

解決への流れ

まず,依頼人の身柄を迅速に解放すべく以下のような弁護活動を行いました。依頼人から詳しく伺った事情を書面にまとめ,その事情を裏付ける資料を添付し,意見書という形で裁判官に提出し,面談を求めました。結果として,依頼人に対する検察官からの勾留請求は却下されました。続いて,依頼人の身の潔白を示すため,さらに詳しい事情を伺い,証拠収集活動をスタートしようとしましたが,依頼人の意向としては,やってもないことを認めることはできないが,できれば示談を成立させ早期解決をしたいとのことでしたので,否認したまま被害女性との示談交渉をスタートしました。当然,被害女性としては,「はいそうですか」と直ちに納得できるわけがなく,交渉は難航しましたが,誠心誠意,粘り強い交渉を重ねた結果,示談成立,不起訴処分となりました。かつ,お勤め先からも何らの処分もなされませんでした。

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郡司 理 弁護士からのコメント

一般的に,被疑事実を認めないというスタンスを貫きつつ,示談を成立させ早期解決をすることは困難であるといえるでしょう。弁護士によっては,認めた方が身柄解放が早まるからと依頼人に自白するよう勧め,そのとおりにする方もいらっしゃるかと思われます。しかし,本事例は,弊所の弁護士が依頼人の意向を無視することなく,最良の結果を出せた成功例であるといえるでしょう。