この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
子どもの携帯電話のメールから「何もしていないのに、痴漢に間違われて、●●駅で警察に逮捕された」との連絡がありました。すぐに●●駅にいったところ、子どもが逮捕されて△△警察署に連れていかれたようです。こどもは社会人で明日も仕事があるので、早く警察から出してもらいたい。どうしたらよいでしょうか。
解決への流れ
連絡を受け次第、当職は、すぐに親御さんと打ち合わせを行うとともに、お子様は、疑われ事実を認めていなかった(否認)ため、当事務所所属弁護士2名で対応することとし、打ち合わせ後、こどもと接見した。その後、必要な手続きを済ませ担当検事へ当方の意見を伝えた。しかし、検察官は勾留請求を行ったため、当職らは、裁判所へ当方の意見を伝えた。その後検察官の勾留請求は却下となり、むすこは、即日釈放され自宅へ帰宅し、以後は会社に出社しながら捜査に協力することとなった。
逮捕された方は、当番弁護制度を利用して、警察署内において弁護士の派遣を依頼することもできます。しかし、逮捕された方が、当番弁護制度を利用していなければ、弁護士の援助を受けることができず、早期に身柄を開放するための活動をとることができません。本件は、初動の対応が早かったため、否認事件であっても身柄開放につながった事例です。身内から警察に逮捕されたとの連絡が本人又は警察署からあった場合、すぐに弁護士にご連絡ください。