犯罪・刑事事件の解決事例
#加害者

ストーカー規制法違反事件で執行猶予判決を獲得

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若井 亮 弁護士が解決
所属事務所弁護士法人若井綜合法律事務所
所在地東京都 豊島区

この事例の依頼主

男性

相談前の状況

元々は男女間のトラブルとして民事事件の相談を受けておりましたが、ご依頼を受ける直前に逮捕されてしまい、急遽、刑事弁護のご依頼となりました。否認の主張であったため、勾留先には連日接見を行いました。取り調べが進み、警察が保有している証拠が少しずつ見えてくる中で、接見の際に打ち合わせを重ねたところ、当初の否認の主張から自白の主張に転じることとなりました。

解決への流れ

否認から自白に認否を変えることはままある事ですが、主張を変えたことが依頼者の不利にならないよう細心の注意を払いました。主張を変えた後は、警察の捜査にも協力し、ご家族にも支援をお願いして不起訴処分を狙いましたが、公判請求をされてしまいました。手口が特殊であったため、実名の報道をされてしまい、実家にも取材が押し寄せるなど、ご家族の負担は相当大きい事件となってしまいました。それでも認めるべきことは認めつつも、主張すべきことは主張するといったメリハリをつけた弁護活動を行い、最終的には執行猶予判決を得ることができました。

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若井 亮 弁護士からのコメント

弁護人として、捜査および公判への対応をすることは経験を積んでまいりましたが、報道や相隣関係への対応など、事件が及ぼす様々な影響を考慮しながらベストな選択を模索することには頭を悩ませました。事案により対応すべき方法は変わるものであるかと思いますが、やはり依頼者やご家族の意向を正確に理解したうえで、連携を取りながら方法を考えていくことが重要であると再認識しました。依頼者との連日の接見やご家族との密な打ち合わせが役に立ったと考えております。今後も依頼者の意向や利益を最大化するために、コミュニケーションの機会を大事にしていきたいと考えております。