この事例の依頼主
20代 男性
相談前の状況
朝に事務所に行くと、駅からの電話で今後逮捕されるかもしれないという連絡を本人から受けました。もし逮捕されてしまったら、接見の要望を出してくれれば本日中に警察署に行くとお話しました。すると夕方に警察署から接見の要望が入ったと連絡が入り、接見、そのまま受任となりました。
解決への流れ
とにかく仕事を続けたいというご要望でしたので、いかに身体拘束期間を短くできるかの勝負となりました。地方にいたご両親にも上京いただき、必要なサポートをしてもらうとともに、本人にも反省を促し、通勤ルートの変更など具体的な再犯防止策を考えてもらい、勾留の阻止を目指しました。結果、勾留はされず、在宅事件として仕事をしながら責任を果たすことが可能になりました。
仕事への影響は皆さん懸念されるところです。身体拘束からの早期解放のためには、出来ることを出来る限り早いタイミングでという弁護が鉄則かと思います。失職してしまっては、更生の基礎となる生活の安定を失います。きちんと責任を果たして、二度と同じ過ちを繰り返さないためにも、まずは必要以上に不利益を被らないようにすることも弁護士の重要なミッションであると思います。