この事例の依頼主
50代 女性
相談前の状況
ご本人からの相談後、ご依頼をいただきました。配偶者男性に対して、暴行を加えたことで刑事裁判を受けることになっていました。逮捕段階では、殺人未遂の嫌疑で逮捕勾留されました。裁判の段階では、殺人未遂ではなく、殺意が否定されるとのことで、傷害罪での事実で刑事裁判を受けることになりました。その中で、執行猶予付き判決となるように希望されていました。
解決への流れ
刑事裁判では、執行猶予付き判決を得ることができました。
この件では、量刑事件においての主張をいかに適切に行うかを念頭に置いて弁護活動を行いました。具体的には、配偶者男性に対して凶器を用いて、相応の傷害結果を発生させてしまった事件であることから、実刑を回避するために、ご依頼者にとって量刑上、有利な事情を斟酌してもらうような主張を行いました。どのような経緯で、凶器を用いたのか、その当時、ご依頼者はどのような精神状態にあったのかを、証拠に基づき、具体的に主張することで、裁判所に刑を軽くする事情として考慮していただきました。その結果、執行猶予判決を得ることができ、ご依頼者の満足のいく結果を得ることができました。