この事例の依頼主
40代 男性
相談前の状況
相談者は、ご本人で、逮捕前からご相談をいただきました。横領行為での嫌疑をかけられたということでした。しかし、実際の取引に沿ったもので、無実を訴えられていました。また、勾留された際に、家族も含め、面会できない決定がされていたため、家族との面会を希望していました。
解決への流れ
残念ながら、勾留され約20日間の身柄拘束を受けてしまいました。勾留期間中は、弁護士が、頻繁に面会に行き、家族との面会を実施できるような対応をとりました。また、検察官は、嫌疑なしとして、不起訴処分となりました。結果、前科が付くこともなく、刑事裁判を受けることもありませんでした。
勾留期間中に、家族との面会も制限されることは非常に精神的苦痛が大きいものです。このため、勾留決定がなされたのち、速やかに、家族との面会を実施できるような活動を行いました。結果、裁判所も、家族との面会の実施を認め、弁護人との面会だけでなく、家族も面会できるようになりました。また、検察官には、弁護人が本人から事情を聴取した結果を報告しました。当然、頻繁にご本人との面会を行い、その中で、日常的な不安の解消や、事件の経緯を聞き取りを行いました。結果として、不起訴処分となった点は、ご本人にとっても満足のいく結果となりました。