犯罪・刑事事件の解決事例
#別居 . #面会交流

《面会交流》を求められたが、面会交流調停の申立てを取り下げてもらえた事例

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瀧柳 宏 弁護士が解決
所属事務所ネクスパート法律事務所
所在地東京都 中央区

この事例の依頼主

女性

相談前の状況

離婚した夫から、子どもに対する面会交流を求められているが、子どもが面会交流に応じたくないと言っているのでどうしたらよいかというご相談がありました。

解決への流れ

相手方から、面会交流に応じないということで、面会交流調停の申し立てがありました。子供が会いたくないと言っていることを伝えても、母親側が意見をしているということでなかなか聞き入れてもらえない状況でした。調査官面接を経て、子どもの様子を見ながら検討すべきという曖昧な判断がなされてしまいました。私からは、一度お子さんと直接話をしてもらった方がいいとアドバイスをして、実際に電話でお話をしてもらうことにしました。すると、相手方は、本当に自分とは今会いたくないということが伝わったようで、面会交流調停の申し立てを取り下げていただきました。

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瀧柳 宏 弁護士からのコメント

本来は、別居親と子供を断絶させるべきではなく、面会交流は行うべきだと思っています。ただ、私も当該お子さんとお話をして、ちゃんと気持ちを確認したところ、やはり別居親には今会いたくないと言う複雑な気持ちを持っていました。その話を聞いた以上、私も面会交流を無理にでもすべきだというアドバイスができず、お子さんの意見をちゃんと聞いてもらうことにしようと思い、相手方とは交渉をしてきました。相手方もいまこの思春期に無理なことはしない方がいいと判断したようで、また大きくなった時に判断したいということで取り下げました。どうしても親を通して話すと色眼鏡がかかってしまうので、そういう場合には直接話をしてもらって、温度感を確認してもらった方がいいのかなと思いました。