この事例の依頼主
30代 男性
相談前の状況
副業ビジネスで成功し,株式会社化した会社の広告担当者からのご相談です。サブスクリプション方式で,契約者へのノウハウ提供サービスや,アフターフォローを行っていく業態について,契約書のチェックを依頼いただきました。
解決への流れ
提供するサービスの内容の特定が肝要であり,それらが一読してわかるような形式での契約書作成を心掛けました。提供するサービスについては,入会するコースによってコンテンツに違いがあり,その違いがわかるような形での契約書となるよう留意点をお伝えしサポートしました。また,ノウハウの提供は,当時は教室で行う形式であったため,生徒間のもめごとに対する対応方針も明記する等、未来に予見される細かいトラブルについても記載しました。契約内容については,消費者契約法の側面からの検討を,広告部分については,誇大広告とならないよう,景表法の側面からの検討を要しました。
本件についても,通常の契約書のチェックと同様,契約書の内容から,どのようなサービスがなされるのか明記することが、まずは第一要件として重要です。教室で,一人の講師が複数の生徒相手に,ノウハウの提供等を行う場合には,生徒間同士のトラブルを解決できるような仕組みとすることが,健全な教室運営と,生徒側の保護にもかなうものであるため,その点へも配慮した契約書としました(利用規約の厳守と従わなかった場合のペナルティの明記)。