犯罪・刑事事件の解決事例
#暴行・傷害 . #加害者

【不起訴処分】酔って飲食代金の支払いをせずに,従業員など複数人を殴ってしまった事例(暴行罪)

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山下 大輔 弁護士が解決
所属事務所アイリス東京法律事務所
所在地東京都 豊島区

この事例の依頼主

年齢・性別 非公開

相談前の状況

依頼者「記憶があいまいですが,飲酒し酔っぱらってしまい,支払いをせずに店外に出ようとしてしまったそうです。その際に,従業員や,従業員の知人を殴ってケガをさせたということで逮捕されてしまいました。このまま逮捕や勾留が続けば,職を失い社会復帰も難しくなります。」

解決への流れ

弁護士「まず検察官に勾留請求をしないことの意見書を提出しましたが,勾留請求はされてしまいました。しかし,裁判所に勾留請求を却下してもらい,依頼者の身柄は解放されました。そして,示談交渉等については,最優先で被害店舗に謝罪文を送り,未払いの飲食代金を支払いました。その上で,複数名同時に示談交渉を進めました。うち1名は被害感情が大きく,示談交渉は難航しましたが,粘り強く交渉を続け,何とか示談に至りました。また,家族の嘆願書や監督者の誓約書等を作成し,不起訴処分を求める意見書を提出しました。すべての被害者と示談していることなどを重視してもらい,不起訴処分になりました。」

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山下 大輔 弁護士からのコメント

今回は強盗致傷事件といった極めて重い犯罪で再度逮捕される可能性等もありましたので, まずは最優先で未払代金を支払い,強盗致傷が事件化することを防ぎました。また,被害者が多数いらっしゃり,やるべきことが極めて多くても,優先順位を定め,スピード感をもって対応することが特に重要な案件でした。さらに,マスコミに報道された事案であったため,マスコミ対応にも細心の注意を払いました。