この事例の依頼主
40代 男性
相談前の状況
相談者はバーを経営していたが、酒に酔った客が店員に悪態をつき暴行を加えたり、グラスを割るなどの行為を行った。客は後日謝罪の電話をしてきたが、反省の色が見られず、被害弁償も一切なされなかったため、刑事告訴したいというのが相談者の意向であった。
解決への流れ
弁護士が、威力業務妨害罪・暴行罪・器物損壊罪を理由とする刑事告訴を行い、告訴状は無事に受理された。刑事事件化に発展した結果、相手方は被害弁償を含む示談を申し入れてきたため、50万円の示談金を獲得することができた。
告訴状を受理してもらうためには、告訴状の内容が刑法その他刑事罰を科す根拠となる法条の構成要件事実を満たしていることが必要です。刑事告訴は受理すらしてもらえないこともある難しい手続ですので、刑事告訴を考えている方は1度弁護士に相談し、場合によっては、告訴状の作成を依頼することも検討してみてください。