この事例の依頼主
50代 男性
相談前の状況
マッチングアプリで知り合った女性から、母親の手術費用が必要となった、引越しをしなければならないがお金がないなどと言われ、多額の金銭を要求された。相談者様がこれを支払ったところ、相手と連絡が取れなくなってしまった。
解決への流れ
相手方に対し返金を求める通知書を送付したものの、返送されてしまったため、相手が正確な住所を伝えていない可能性があると考え、弁護士会照会を利用して相手の正確な住所を把握し、返還を求める訴訟を提起した。全額について勝訴判決を得たものの、相手が任意に支払いをしなかったことから、再び弁護士会照会を行い、相手の口座を特定し、強制執行により被害額の9割を回収することができた。
相手の素性が分からない場合でも、第三者からの情報取得手続や弁護士会照会という制度を利用することにより、相手の住所や口座を特定できる場合があります。また、相手方に対して訴訟を提起し、こちらの主張が認められて勝訴判決を得ることができたとしても、被害額を回収できなければ無駄となってしまいます。当事務所では、被害額の回収のための強制執行までサポートいたします。