この事例の依頼主
20代 男性
相談前の状況
Eさんは、趣味の写真撮影をしていたところ、たまたま見かけた2人組の女性に目がとまり、後ろからついて行きながら多数の写真を撮ってしまいました。その後、Eさんの行動に気が付いた女性たちは近くの交番で警察官に相談し、Eさんは警察署で軽犯罪法違反の取調べを受けました。
解決への流れ
Eさんは、自分がしてしまったことをすべて認め、なんとか被害者に謝罪をしたいという気持ちで弁護士との面談にいらっしゃいました。また、誠意を伝えるために賠償金を支払うことと、できることならば不起訴処分になることを望んでいました。被害者の気持ちを考えるとEさん本人が被害者と連絡を取ることは困難であるため、Eさんの気持ちを弁護士が代わりに伝えるためにご依頼いただくことになりました。Eさんは、自分が犯罪行為をしている時点では被害者にとってどれだけ嫌なことをしているかあまり認識していませんでしたが、その後の警察官からの取調べや担当弁護士との打ち合わせを重ねるうちに、自分のした行為によっていかに被害者が迷惑を被ったかを理解し、真に反省と謝罪の気持ちを抱くようになりました。そこで、弁護士からEさんに謝罪文を作成することを提案し、示談金とともに弁護士から被害者にお渡ししました。その結果、被害者と示談が成立し、無事不起訴処分となりました。
Eさんの誠意が被害者にも伝わり、最後には被害者から誠実に対応したEさんに対してお礼のお言葉を頂きました。