犯罪・刑事事件の解決事例
#覚醒剤・大麻・麻薬 . #加害者

本人の十分な反省と両親の監督能力をアピールした結果、無事保釈され、執行猶予付き判決を獲得!

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須藤 晃海 弁護士が解決
所属事務所東京中野法律事務所
所在地東京都 中野区

この事例の依頼主

20代 男性

相談前の状況

Cさんが友人とコンビニエンスストアの駐車場にいたところ、警察官から不審な行動を取ったと疑われ、職務質問を受けました。その後、警察官は近くに駐車していたCさんの車の中も捜索し、大麻が発見されたのでCさんは現行犯逮捕されました。

解決への流れ

Cさんの逮捕直後にCさんのご家族からご依頼を受け、すぐにCさんとの接見に行ったところ、Cさんは容疑を認め、反省していました。薬物事件ということもあり、すぐに釈放とはなりませんでしたので、CさんとCさんのご家族の希望を受けて、弁護士から職場に身柄拘束されている事実を報告して自主退職の手続きを取りました。大麻のような薬物事案では、大麻に関係した人物との関係を遮断することが極めて重要なので、まずは本人がその点を理解し、関係者との連絡を断つことを誓約しました。また、本人の反省を示すためにCさんに反省文を書いてもらいました。さらに、Cさんのご両親とCさんの関係は良好で、ご両親はCさんの更生を心から願っていましたので、その点を書面にして裁判所に報告し、両親の監督能力の高さを示しました。その結果、無事に保釈の請求が認められました。保釈後は薬物依存症を克服するために病院に通院し、その経過も裁判の証拠として提出しました。裁判所では、Cさんのお父様が証人として出廷し、Cさんの人柄や仕事への姿勢、家族仲のよさ、今後の監督方法などを証言しました。その結果、無事に執行猶予付きの判決を得ることができました。

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須藤 晃海 弁護士からのコメント

接見に行ってCさんの話を聞いているとCさんが真摯に反省しており、ご両親との関係も非常に良好であることがよくわかりました。このことを裁判官にも理解してもらうために、Cさんが作成した反省文を弁護士が何度も添削したり、Cさんの証人として裁判所でお話をするお父様と事前に予行練習をおこなったことが功を奏したと思います。Cさんは、ご両親が自分を見捨てずに何度も接見に来てくれたことや裁判で証言している姿をみて家族の絆を再認識し、二度と同じことをしないと涙ながらに決意していました。