この事例の依頼主
40代
相談前の状況
ご依頼者の息子さん(被告人)が女性を付けまわしたとして起訴されたとして、相談を受けました。息子さんは、まだ若く実刑となると仕事や将来の生活に影響が生じるため、被害者との示談によって、執行猶予判決を得ることが求められるケースでした。
解決への流れ
弁護士から、被害者と面談して謝罪するとともに、ご依頼者様の息子さんの状況を丁寧に説明しました。その結果、被害者にも、ご依頼者様の息子さんが若く、将来があることをご理解いただき、示談をしていただくことができました。その結果、刑事裁判においては執行猶予判決という結果となりました。また、示談後に、ご依頼者の息子さんに対して、被害者の気持ちを伝えたところ、息子さんも、また深く反省したため、現在は、二度と同じことを繰り返すことなく、仕事を続けられているなど、迅速な社会復帰ができました。
被害者の方に、ご依頼者様の息子様の状況についてご理解していただいたことが、良い結果につながった事例だと考えます。弁護士が、ご依頼者様に代わって、被害者の方と交渉をすることは、被害者の方の心情に配慮しつつご依頼者の希望を伝えることができるなど、双方にメリットがあるため、より良い解決につながるものと考えられます。※本事例は、プライバシー保護の観点から、実際の事件をもとにアレンジを加えています。