この事例の依頼主
20代 男性
相談前の状況
相談者様は、200万円の借入をしたとのことで、いずれの債務整理手続きが自分に適しているのか、ネット等を見てもよく分からないとのことでご相談に御来所されました。
解決への流れ
債務整理手続きには、主に任意整理・個人再生・自己破産の3種類がありますが、それぞれメリット・デメリットがあり、また、具体的な事情によってもそのメリット・デメリットの度合いは分かれてきます。相談者様の場合は、月々の手取り収入が20万円あるとのことで、200万円の借入のみだったら、任意整理手続きを行うことも考えられました。しかし、借入時から数年経っていたため、月々の返済金額と利息をもとに計算したところ、200万円以上の債務になっている可能性が高いことが分かりました。そこで、任意整理手続きで依頼を受け、債権調査を行ったうえで、任意整理手続きでは返済が難しいという判断になった場合は、自己破産手続きに変更するという方針になりました。
債権調査の結果、債務総額は任意整理手続きで返済できる金額を超えていたため、相談者様としては、自己破産手続きを採ることになりました。自己破産手続きは特に問題がなく進み、免責を受けることができました。いずれの債務整理手続きが合っているかは、ネット等で調べることもできますが、本当にそれで合っているか不安が残ると思います。そのような場合は、一度、法律事務所で専門家から意見を聞き、そのうえでご自身に合った債務整理手続きを採ることがお勧めですので、お気軽にご相談頂ければと思います。