この事例の依頼主
50代 男性
相談前の状況
国内販売している商品を東南アジアで販売することとした。概ね合意したつもりであるため、その合意案をレビューしてほしい。そのうえで、合意案をもとに英文の契約書案を作成してほしい。
解決への流れ
合意案を拝見したところ、海外取引という特殊性を踏まえると、危険負担条項、支払い条項においてリスクが大きいと判断できました。そこで、それらのリスクについて指摘をしたところ、再度の交渉において、公平な規定への修正を実現することができました。また、準拠法・裁判管轄についても、相手方に一方的に有利になっていたため、公平な規定をご提案し、これも無事に公平なものに修正できました。以上の合意できた内容に従い、契約書を英文化しました。
海外取引では、国内取引と異なり、輸送リスクや、代金の回収リスクが高くなります。そのようなリスクを負ってしまうと、意図しない損害を負担することになってしまいます。今回のように公平な規定に修正することが重要です。また、準拠法や裁判管轄についてもリスクを理解することが重要です。