この事例の依頼主
60代 男性
相談前の状況
ご依頼者さまは約40年前に消費者金融から30万円を借り入れ、短期間で完済していました。ところが、遅延損害金分の借金が残っているとして、約230万円の返済を求める通知が債権者から送られてきました。突然の督促に驚いたご依頼者さまは、弁護士法人プロテクトスタンス大阪事務所に対応方法をご相談されました。
解決への流れ
ご依頼者さまは、借金を完済したはずなのに、複数回にわたって督促の通知が送られてきたため、返済する必要があるのか不安に感じていました。本件を担当した弁護士は、もし借金が残っていても、最後の返済から長期間が経過していることから、時効の成立により返済義務は消滅すると説明しました。弁護士が債権者に連絡し、時効により借金の返済義務が消滅すると主張(時効を援用)した結果、借金をゼロにすることができました。
過去の借金に対して債権者から突然、督促を受けるケースがあります。しかし、最後の取り引きから長期間が経過していれば、時効の援用という手続きにより返済義務を消滅させることができます。ただし、時効が成立するかどうかを判断するには法的な専門知識が求められます。また、時効が成立する場合でも、間違った対応をすると本来は不要になるはずの借金の返済が必要となる可能性があります。突然の督促に慌てるかもしれませんが、まずは落ち着いて借金問題に詳しい弁護士へ相談しましょう。