この事例の依頼主
50代 女性
相談前の状況
配偶者とは10年以上家庭内別居で話もしていない。週末には家にも帰ってこないので、どこで何をしているのかもわからない。関係改善に努めたが、これ以上は一緒にいることも考えられないので離婚を考えている。とのことで弁護士へ相談。
解決への流れ
相談後、離婚調停を申し立てることに。調停申し立て後、双方ともに財産一覧を作成したところ、不審な点が発覚。他の証拠から調査を進めたところ、第三者と居住していることになっている住居と同住居の家賃支払い口座が判明。当該預金口座や同賃料の支払いも財産分与の対象財産に含まれること、その他退職金などについても財産分与の対象財産に追加してもらい、財産分与を実施することができました。
相談者の方が無意味かもしれないが確保していた証拠について話してくれ、その証拠の内容から相手方が隠していた財産の存在が判明しました。無意味かもしれませんし、必ずしも有利になる証拠ではなくても、相談者の方との信頼関係を基にすべてを話してもらったことが、今回の結果につながったものと思います。