休日時間があったことから外出し、そこで多量のアルコールを飲酒して意識もうろうとして帰宅しようとして駅に向かっている時に通行人の女性のお尻に触った迷惑行為防止条例違反の痴漢事件で、警察での取り調べ後に弁護士泉義孝に相談し依頼された事案です。

被疑者本人は女性のお尻を触って警察で取り調べを受け、記憶がないことから事実上否認していました。弁護士泉義孝は多数の泥酔酔っ払い事件の弁護をしており、泥酔で記憶がなくとも、痴漢行為時には意識はあったはずで故意がないことにはならないことや被害女性から被害届が出され、警察も被害者から事情聴取しており、被害者の供述が具体的で真実性に富んでいれば立件できる証拠となるなどと話しました。その上で被疑者本人は示談することを決めて、弁護士泉義孝が被害者に連絡を取り示談交渉をしました（被害者の連絡先については警察は当然のことながら被疑者本人には教えてくれず、弁護士のみに教えます。）示談交渉の結果、被害者が示談に応じて、示談書を警察に提出しました。警察は示談が成立していること、女性の尻に触った事案であり泥酔状態の事件であることを考慮してか、検察庁に書類送検せずに、立件なしで捜査を終了しました。